南京虫恐るべし

南京虫を侮る事なかれ


バックパッカーのブログや海外旅行サイトを読むと、南京虫(英語ではBed bug)に関する内容を割と目にします。

試しに海外のホテル情報を トリップアドバイザー で確認してみましょう。そこで、「Bed bug!!!!」という英語を目にするのは珍しくありません。

私の経験上では、アジア旅行中で南京虫に遭遇したのは、タイの一回だけです。

南京虫に刺されるとどうなるか?それは正直わかりません。なぜなら、症状の個人差があまりにも激しいからです。

一ヶ月以上も腕が腫れていて、その間も猛烈な痒みに襲われた人もいれば、ほとんど何の症状も出ない人もいました(私もほとんど症状がありませんでした)
他にも、南京虫に刺されて腫れが引くまでに何ヶ月もかかったという人がいました。また、刺された箇所がずっと痕になっている人もいました。本当に千差万別です。

あくまでも私見ですが、ダニに刺されて痒みや湿疹が出る人は、南京虫に刺されると何らかの症状が出ると思います。

南京虫(トコジラミ)について、もっと良く知りたい人は、wikipediaの 南京虫(トコジラミ)を参照して下さい。



南京虫になるべく刺されないための予防策
 
目的のホテル、安宿へ泊まる前に、 トリップアドバイザー 等で情報を入手しましょう。最新情報で南京虫のことが書かれていたら、なるべく泊まらない方が無難です

必ず部屋を見せてもらいましょう。部屋を見ずに決めてしまうのは、あまりにも危険です!!!
もしお願いしても、部屋を見せてくれないホテルや安宿は、泊まらない方がいいです。


部屋を見せてもらう時のチェック方法

 
南京虫が好むのは、

① 木で出来たベットや建築物(床、壁) ② 日が差さない暗がりが多い場所 です。この条件が重なる宿は要注意です!!!南京虫は夜行性で日の光が苦手です。本格的に活動するのは、人間が寝静まった夜です。

部屋の壁やシーツに血の跡が付いているのは要注意です!!!南京虫を潰した時に、血がついてしまった可能性があります。

ベッド周辺の床を良く調べて下さい。もし、血の跡や白いクリームのような見たことがない跡が付いていたら、過去に南京虫がいたか、現在進行形なのかのどちらかです。

部屋を見せてもらう時は、ベッドの上にある布団を捲り、布団の裏側やベッド側に南京虫がいないことを必ずチェックした方が良いです。枕カバーを外して、中に南京虫がいないことを確認して下さい。

その時、細かい黒い点のようなシミがあるかどうかの確認も忘れずにして下さい。このシミがあれば、間違いなく南京虫はいます。

ちなみに黒い点のようなシミというのは、南京虫の糞です。




もし、南京虫の宿に泊まってしまったら・・・


部屋を替えてもらうのが一番です。南京虫は行動範囲が狭く、他の部屋に移動するというのは、あまりないようです。 
 
もし、部屋を替えてもらうことが出来ない場合は(多分、無いでしょうけど)部屋の明かりを点けっぱなしで寝てみると良いかもしれません。日の光が苦手な南京虫には、効果があるかも?しれません。


もし、南京虫に刺されたら


一番無難なのは、病院に行くことです。病院に行くお金が勿体ない、もしくは病院に行くほどの症状ではない、と判断した場合は、池田模範堂のムヒを塗っておけば良いと思います。



南京虫の後処理


南京虫は暗がりを好むので、旅行者のバックの中やパソコンの中に入ってしまう可能性があります。自分の場合は、パソコンの僅かな隙間に南京虫が入っていました。他にも、服の襟裏、ポケットにも潜む場合もあるようです。

もし、南京虫を自宅に持ちこんだ場合、最悪なことになります。家の中で繁殖した南京虫を完全に駆除するには、相当なお金がかかるようです。
一番確実な方法は、家に着いたら直ちに自分の衣服や荷物を全て燃やすことです。

そんな勿体無いことをしたくなかった貧乏性の自分は、別の宿に移動した時に、それまでに着ていた衣服、荷物袋に入っていた衣服を徹底的に洗い、荷物袋や中身を念入りにチェックしました。

それから暫くの間、南京虫の恐怖と向きあうことになりました。電気を消して眠れるようになるまでにしばらくかかりました。あの恐怖は二度と味わいたくありません。
その後、一度も南京虫に遭遇しませんでした。貧乏性な私の対処方法は、成功したと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿