準備編(入国、出国に関する知識)

出国する時の流れ

  1. 出発時間の2時間前ぐらいから、各航空会社のカウンターが開きます。電光掲示板で自分の乗る飛行機のカウンター番号とカウンターが開いているかどうか確認しましょう。
  2. カウンターに行き、パスポートと航空チケット(インターネットで予約した場合は、予約が終了した時に送られてきたPDFファイルを印刷しておきましょう。これがチケット代わりになります。印刷できなかった場合は予約番号をメモしておきましょう。それをカウンターで話せば問題ありません)を提出します。
  3. そこで荷物を預けます。荷物が制限重量を超過すると、追加料金をその場で請求されます。預ける荷物の重量には注意して下さい。また、国によっては航空会社のカウンターで出国税を支払います(インドネシア)
  4. パスポート、チケットに問題がなければ、ボーディングパス(搭乗券)を受け取ります。
  5. 次は出国用のイミグレーションに行きます。「Foreigner」と書いてある窓口に行きましょう(日本を出国する場合は日本人専用の窓口があります)そこでパスポートとボーディングパスを提出します。何も問題がなければ、係員が出国スタンプを押してくれます。出国スタンプの有無、日付の確認をします(自分はスタンプの押し忘れや日付の間違いに一度も遭ったことがありません)
  6. イミグレを通るとすぐに荷物、身体検査があります(インドネシアは空港の出国ゲート近くにあります) 手荷物として飛行機に持ち込んではいけない物がありますので注意して下さい(100mm以上の容器に入ったシャンプー、水、十徳ナイフ等)金属類を外して、金属探知機のゲートを潜りましょう。
  7. ボーディングパスに書かれている出国ゲートに向かいます。ボーディングタイムが飛行機に登場できる時間のことなので、それまで時間が空いている場合は免税店で買い物をしたり、食事をしたりして時間を潰す事になります。
  8. 搭乗時間になったら、出国ゲートに行きパスポートとボーディングパスを係員に見せます。
  9. ボーディングパスに書かれてある座席番号のシートを確認しておきましょう。
機内で入出国カードをCAが配ります。搭乗している間に書いておきましょう。筆記用具は配られないので、ボールペンを用意しておきましょう。


入国する時の流れ



  1. 飛行機から降り、標識や人の流れに従って進むと、イミグレーションがあります。そこで入国カード、パスポートを係員に渡します。
  2. 問題がなければ、係員が入国スタンプを押してくれます。スタンプの押し忘れや日付をその場で確認します。何かおかしな点があったら、その場で係員にきちんと抗議しましょう。
  3. 荷物を飛行機に預けている場合は、荷物受け取り所に行きましょう。電光掲示板を見れば、到着便が表示されています。
  4. 税関に申告する必要がない場合、これで終了です。入国は出国するよりも簡単です。 
  5. 空港には両替所やATMが必ずあります。そこで現地通貨を手に入れましょう。国によって両替事情は異なります。空港と市内の両替商で殆ど差がない国もあれば、かなり違う国もあります。 どっちにしても市内に行くまでの現地通貨は必要です。


入、出国カード



入、出国カードのフォーマットは国によって違います。初めのうちはカードの書き方がわからずに戸惑いました。
書く欄には、ほぼ英語が併記されているので、辞書を引きながら書いていました。

私が良くわからなかった、もしくは曖昧に覚えていた単語をまとめてみました。


Occupation: 職業             Place of Issue: 発行地
Date of Issue: 発行日           Date of expiry: 有効期間満了日
Issuing authority: 発行官庁(MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS(意味:外務省)と記入する)
Permanent address: 本籍        ~ of Residence: 現在住んでいる ~


Address in 国名: 宿泊先の名前だけでいいです(アドレスとなってますけど、宿泊先の住所までは要りません)


ビザ(査証)について


ビザの定義や意味について知りたい方は、外務省のホームページで確認して下さい。
日本のパスポートは、ほとんどの国をノービザで入国することが出来ます。日本人は信用できるという評価を色々な国から受けているということなのでしょう。

しかし、ビザを取得しないと入国できない国があります。旅行者が取れるビザは観光ビザです。
ノービザで滞在できる期間を把握しておかないと、出国時に罰金を払うことになります(タイの場合は1日延長するごとに500バーツ)

観光ビザには、
  • アライバルビザ(空港到着後にビザカウンターに行けば、すぐに発行してくれる)
  • あらかじめ入国したい国の大使館に申請してビザを発行してもらう
といったものがあります。以下にビザの情報とそれ以外の役立ちそうな情報を載せます。


台湾

90日以内に出国する場合はビザ免除。ただし、入国する場合、帰国用のチケットもしくは第3国へ出国するチケットが必要です。

台湾は入国する際に入国、出国カードを渡します。他の国だと出国するまで出国カードを持っておく必要があります。しかし、台湾では不要です(2011年6月現在)
この事をすっかり忘れていて、帰国間際に出国カードを探したことがありました(笑)

香港

90日以内に出国する場合はビザ免除。出国チケットの確認はありません。

澳門(マカオ)

90日以内に出国する場合はビザ免除。出国チケットの確認はありません。

中国

15日以内に出国する場合はビザ免除。出国チケットの確認はありません。

ベトナム

15日以内に出国する場合はビザ免除。ベトナムは、出国チケットが必要ということになっているらしいです。しかし、陸路で入国した時は、出国チケットの提示を求められることはありませんでした。

ベトナムを陸路で出国する際に賄賂を要求されるという話を良く聞きました。私は空路でベトナムを出国したので、要求されることはありませんでした。

タイ

ビザ免除の条件は、

陸路で入国した場合は、15日以内に出国すること。
空路で入国した場合は、30日以内に出国すること。

もし、オーバーステイをした場合は、1日につき500バーツの罰金が科せられます。タイは出国チケットが必要ということになっています。しかし、その確認を受けたことは一度もありませんでした。

ラオス

15日以内に出国する場合はビザ免除。出国チケットの確認はありません。

マレーシア


90日以内に出国する場合はビザ免除。帰国用チケットもしくは、第3国に出国するチケットが必要となっています。しかし、チケットの提示を求められることは一度もありませんでした。

マレー鉄道でマレーシアへ入国した場合、アライバルカードを渡されません。パスポートを見せるだけで入国することが出来ます。もし、ここで、アライバルカードの提出を求めると、鉄道がかなり遅延することになるので、それを避けるための特例処置だと自分は勝手に考えています。

タイのサトゥーン → マレーシアのランカウィ島 へフェリーで移動した時は、イミグレーションにアライバルカードを提出しました。マレーシアに空路で入国した時も同じでした。

ミャンマー

例えば、タイから陸路でミャンマーに入国する場合(メーサーイからタチレイに移動)、ノービザでOKです。ただし、これには制限があります。

ミャンマーに陸路で入国
  • 国境近くの街にしか入ることが出来ません。つまり、陸路でヤンゴンへ行くことは出来ません。
  • 14日以内までタチレイ に滞在可能です。しかし、とても小さい街です。ここにある偽物市場は1時間もあれば回れます。外国人の観光客よりもタイ人の買い物客の方が多いです。
  •  タチレイに入ったら、出国するまでパスポートを預けっぱなしにしなくてはいけません。
  • 入国する際に10ドル(US)、もしくは500バーツを払います。10ドルで払った方がかなり得です(2011年6月現在)
ヤンゴン(旧首都)、バガン遺跡やゴールデンロックに行く場合は、空路でミャンマーに入国しなくてはいけません。

空路で入国する場合は、あらかじめ観光ビザを用意しなくてはいけません。日本で用意することももちろん出来ます。しかし、日本の場合は在職証明書を提出しなくてはいけない等、手続きが面倒です。日本よりもタイのミャンマー大使館でビザを取得する方が楽です。

インドネシア


日本人はアライバルビザで入国することになります。飛行機から降り、標識に従ってイミグレのあるフロアに移動して下さい。すると、エスカレーターを挟んで、右手がアライバルビザ用のイミグレ、左手がノービザ用イミグレとなっています。

まず、右手側にあるビザカウンターで1ヶ月ビザ 25ドル(US)を入手後、その奥にあるイミグレ(ビザ用)にパスポートと一緒に提出します。その際に出国用チケットの提示を求められました。
また、昔は1週間有効ビザがあったらしいです。今はありません(2011年6月現在)

マレーシアとインドネシアは、入出国カードの作りがほとんど同じです。初めはマレーシアの入国カードをもらったと勘違いしました。

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