トラベラーズチェック
もし、現金を盗難や紛失した場合は、自分の手元に帰ってくることはまずありません。しかし、トラベラーズチェックだと、盗難や紛失した場合でも再発行できるというメリットがあります。
自分が会った人の中には、トラベラーズチェックを持っている人はいませんでした。ほとんど現金か国際キャッシュカード、クレジットカードを使っている人がほとんどでした。トラベラーズチェックは、過去の遺物と化しているのかもしれません。
トラベラーズチェックの悪い点は、購入時のレートが公定レートよりも高く設定されていて、さらに1%以上の手数料が取られます。また、トラベラーズチェックを現金に変える時にも、手数料を取られます。ただし、手持ちの現金をその国の現金に変える場合のレートより、少し良いレートで交換されます。
他に悪い点として、トラベラーズチェックを受け付けていない場所もあります。気をつけましょう
私は、初めての海外旅行ということで、万が一を考えて購入しました。結局、使うことはありませんでした。
国際キャッシュカード
昔は、手数料が安くて、なおかつクレジットカードのように利息が発生しない。そして、預けているお金以上の引き出しは出来ない、というのが魅力的でした。今は、ほとんどの会社が手数料を高くしてしまいました。どの会社も新規の国際キャッシュカードの発行を中止しています。会社側としてはあまり利益が出ないのでしょう。
適用されるレートは、手持ちの現金→ その国の現金 に交換するよりも悪いレートが適用されます(クレジットカードと同じレートです)
VISA PLUS もしくは、CIRRUS のシールが貼ってあるATMで使えます(ほとんどのATMが対応しています)自分の経験では、ATMが無くてお金の引き出しに困ったという経験は、ミャンマー以外にはありません。ほとんどの国で使うことが出来ます。
今は昔ほどのメリットはありません。しかし、一枚くらい作っておいても損はないと思います。
クレジットカード
クレジットカードは、1枚以上持っていた方が絶対に良いです。
色々な場面で使うことが出来ます。インターネットで航空券の予約をする場合に使えます。例えば、現地の代理店からチケットを購入するより、エアアジアでEチケットを購入した方がかなり安上がりです(代理店によってはかなり安いチケットも手に入るそうです。バンコクのカオサンにいるインド人の旅行代理店が有名です)
私の経験では、どの旅行代理店よりもエアアジアのサイトで直接購入した方が安かったです。
キャッシング枠を使って現金を調達することが出来ます。ただし、カード会社によってはキャッシング枠に年間の引き出し限度額が設けられています。また、クレジットカードを使うということは、お金を借りることになるので、利息が発生するということも覚えておきましょう。
あくまでも聞いた話ですが、クレジットカードを持っていないと宿泊させないホテルがあるそうです(ヨーロッパの方と聞きました)
ちなみに私の経験では、宿泊する際にカードの提示を求められたことは一度もありません。
現金
交換レートや手数料を考えると、これを多めに持っていくのが一番です。しかし、大量に持っていると嵩張るし、大量の現金を持ったまま行動するのはとても不安です。現金は盗難されたら戻ってくることは絶対にありません。
海外旅行する場合は米ドルを用意した方が良いという話を聞きます。アジアを旅行する場合は、円の両替が出来ないという国はほとんどありませんでした。
ドルしか使えないとして有名な国は、ミャンマーだと思います。しかし、ミャンマーの両替商から聞いた話では、米ドル、ユーロ、ポンド、円はチャット(ミャンマーの通貨)に交換できると言っていました。また、今は米ドルがどんどん下がっているので、円の方が良いと言っていました。
これはあくまでも、地元の両替商に直接聞いた話です。私自身は、ドル→チャットの両替しかしていません。
ベトナムのホテルは、米ドル表記で宿泊料金が設定されています。しかし、ドン(ベトナムの通貨)も使えます。街中の銀行で円→ドンの交換も可能なので、米ドルをわざわざ用意する必要はありません。
カンボジアは米ドルとカンボジアの通貨が並行して使われていると聞きました。円→リエル(カンボジアの通貨)も可能らしいです。カンボジアはドルを用意した方が無難かもしれません。なぜなら、大きな金額をリエルに両替する際にダマされる人が多いからです。ドルとリエルを併用した方がいいのかもしれません。
私の場合は5万円を持って海外に出かけました。USドルは用意しませんでした。後日、ミャンマーへ行く時にドルが必要になり、タイのスワンナプーム国際空港にあるATMからドルを引き出しました。
海外へ行く時には、現金の日本円はある程度持っていく方が絶対に良いです。
注意!!!
現地通貨を日本で用意しない方が良いです。かなりの損になります。現地の空港には、必ず両替窓口があります。そこで現地通貨を手に入れましょう(現地空港の両替窓口を使わない方がいいのは、ミャンマーだけです)
荷物入れ
これは好みの問題があり、絶対にこれが良いというのはありません。海外で見た旅行者が使っていたのは、バックパックやスーツケース、普通の旅行バック等、それぞれです。
全体的な傾向としては、バックパックが多かったです。ちなみに、よく見かけたバックパックのメーカーは、ノースフェイス、グレゴリーでした。
現地で売っている安物や偽物のバックパックは、パックとベルトを接合している部分が簡単に切れたり、チャックとバックを接合している部分がすぐに壊れます。メーカー品のバックパックを日本で購入した方が無難です。
また、現地でメーカー品を購入するのは、偽物かどうかの判断がつかないので、お勧めしません。
私はモンペルのバックパックを半年間使っていました。モンペルのバックパックは、背負う人間がなるべく疲れないようにする工夫がしてあります。
このバックパックは半年間の使用で、壊れた箇所は腰ベルトのナックル部分だけです(これは、バスの荷物スペース内で、かなり重い物を載せられて、壊れたと思われます)他に壊れた箇所はありません。本当に丈夫なバックです。
他のメーカー品と比べて価格が安いので、私はこのメーカーの物がおすすめです。
キャスター付きのバックも良いと思います。キャスター付きのバックで旅行している白人女性も割と見ました。特に力の弱い女性にオススメです。
バックパックの容量
バックパックを購入する際に一番悩むのは、どの容量を選べばいいか?だと思います。バックパックは使ってみないと、どれくらいの容量でどれだけの物が入るかがわからないからです。
私が使っていたのは、モンペルの45リットルタイプです。そのバックの内訳が参考になるかもしれないので、以下にまとめてみました。
- 下着3組(上下)、Tシャツ2枚、靴下3組、半袖シャツ2枚、長袖シャツ3枚、ジャンパー、フリース、寝間着用パンツ、肌着(スラックス)、外出用パンツ
- 洗面具(歯みがき粉2本、歯磨きブラシ2本、洗顔フォーム、タオル3本、シャンプー100ミリリットル、石鹸2個)
- 薬品類(約10センチ四方)、電気カミソリ、ベープマット(乾電池タイプ)、爪切り、耳かき、十徳ナイフ
- 他ちょっとした小物
暑い地方を旅行する場合は、長袖シャツ、ジャンパー、フリース、肌着(スラックス)が要らなくなるので、かなり荷物が軽くなります。
男性のバックパック容量の平均は55リットルぐらい。女性だと45リットルぐらいで、ちょうどいいのかもしれません。45リットル以上だと荷物がかなり入るので、女性の体力では辛くなると思います。
ノートPC
長期旅行には、ノートPCは必須アイテムと私は考えています。ノートPCがあれば、旅先でインターネットを使って情報を集めることが楽になります。
また、ネッ トで航空チケット等を購入することが出来ます。私はネットカフェのPCでクレジットカードの番号を入れるのは怖くてできません。
家計簿を作成したり、ブログやフェイ スブックといった様々なネットサービスを受けることが出来ます。
海外のネットカフェには日本語入力が出来るPCがあります。しかし、ネットカフェに置いてあるPCは、使い勝手が悪かったです。
私はノートPCを持っていくことをオススメします(長期旅行をしている人達の中で、持っていなかった人は、ほとんどいませんでした)
ネットブックを持っている人が一番多かったです。ネットブックは軽くて値段も手頃です。しかし、故障や調子が悪いという話を良く聞いたのも、ネットブックでした。
持っていくノートPCはなるべく軽いものを選びましょう。1.5キログラム以内がオススメです。ただし、あまりにも軽さを追求するあまり、丈夫さに欠けるPCを選択すると後悔することになります。できれば、軽くて頑丈なPCを持って行きましょう。
荷物を嫌う人はスマートフォンのみというのも面白いと思います。今後は、スマートフォンのみで旅行するというのが、主流になるかもしれません
ノートPC保護バック
ノートPCを持って行く場合は、保護バックに入れる事をオススメします。例えば、バスの係員にバックを乱暴に扱われてノートPCが壊れてしまったというケースが考えられます。また、自分自身が乱暴に扱ったつもりがなくても、ちょっとした衝撃でPCが壊れてしまう可能性もあります。
電源変換プラグ
私が泊まったほとんどの宿泊施設では、どの国の旅行者でも使えるプラグが使われていました。しかし、万能プラグが無い宿泊施設もあるので、準備した方が無難です。
変圧器
準備しませんでした。変圧器が必要かどうかは、電化製品のアダプターに記されている許容電圧をチェックして下さい。もし、110Vしか書いていない場合は変圧器が必要です。
大抵の電化製品は海外でも使えると思います。
ワイヤーロック、南京錠、ナンバーロック
ワイヤーロック
ディバックやバックパックをベッドの足等に括り付けて、自分が留守中の時でも、誰かに持って行かれないようにしました。また、バスステーションや駅で少し席を外したい場合などに使いました。
南京錠
ホテルやゲストハウスによっては、南京錠でドアをロックする事が出来きます。また、セキュリティーボックスを使う場合、南京錠が必要となります。
自分は南京錠をほとんど使いませんでした。私はセキュリティーボックスを信用していなかったので、一度も使ったことはありません。また、ドアに南京錠を使うと居ないことがわかるので、ほとんど使いませんでした。
ナンバーロック
ディバックやバックパックのチャック部分をロックするために使いました。これはほとんど気休め程度と考えています。しかし、バックから物を盗られたことは一度もなかったので、効果があったのかもしれません。
圧縮袋
かなり重宝します。服はかなり嵩張るので、バックパック内を整理しつつ、スペースを空けるようにするには、圧縮袋は欠かせませんでした。圧縮袋の短所は服を圧縮するとシワになる、圧縮袋に入れたままにすると臭いがついてしまうことでしょうか。時々、圧縮袋の中から服を出した方が良いです。
サンダル
かなり重宝します。アジアの乾季、暑季は普通の靴だとかなりムレます。また、雨が降った場合、道路の舗装状態が悪い国は、水はけが悪いので、あちらこちらに大きな水溜りができます。そういった道路を歩くと靴は水浸しです。サンダルだと風通しが良く、靴のように濡れないのでかなり使えます。現地の人は1年中ほとんどサンダルを履いています。
また、ゲストハウスのような安宿に泊まると、シャワールームが共同というのも珍しくありません。サンダルを履きながらシャワーを使えば、裸足で濡れた床に触れることもありません。
薬品類
使い慣れた物を持って いった方が良いです。例えば、アジアで下痢になった場合、日本の薬は効かないとよく聞きます。かと言って、海外で購入した薬は強力なものが多いです。なるべく海外の薬は使わない方が良いと思います。少しでもおかしいと思ったら薬を飲むより、病院に行った方が良いです。
酔い止めの薬は多めに準備することを私はおすすめします。
並の荒い日の船移動や、カーブの多い山間部の道はかなり振られます。
ガイドブック
あればとても便利です。しかし、ガイドブックは嵩張ります。何カ国分のガイドブックを持ち歩くと、それだけで、軽く1キロ以上になります。
あまりにも古過ぎるガイド ブックは参考になりません。地図情報はまだしも、宿情報が当てになりません。古いガイドブックで紹介されている宿が、新しいガイドブックでは外れて いる時もあります。
その中には、潰れてしまった宿もあれば、宿泊客からの評判が悪くなり、紹介されなくなった宿もあります。それを知らずに行くと後で後悔することになります。
なるべく新しいガイドブックを手に入れるのが望ましいです。私は人からガイドブックを見せてもらったり、ネットで調べたりしていました。
初めての海外旅行では、最初に行く国のガイドブックは必ず準備しましょう。 色々な情報が載っているので助かります。宿の場所がわからずに重い荷物を背負って街を徘徊するのは、かなり疲れます。
ガイドブックだけの情報を頼りにするのは、止した方がいいです。ガイドブックが紹介している宿の中には、あまり質の良くないものも混ざっています。ガイドブックとインターネットを併用して、最新情報を入手してください。そして、泊まる際はその前に部屋をチェックしましょう。
会話本(現地語)
必需品ではありません。持っていると行動範囲は広がると思います。しかし、いざという時はジェスチャーと片言の英語、もしくは日本語でもなんとかなります。
観光するだけなら会話本は要りません。
ベープマット、蚊取り線香
海外の蚊は、日本の蚊よりも強いので、日本製のベープマットは効かない、という話を聞いたことがありました。しかし、自分の使っている限りでは良く効いてました。
海外の宿泊施設は、日本に較べると作りが甘く(高級ホテルは違うと思います)、隙間が多かったり、網戸が破けている、もしくは無いというのが当たり前でした。
そういった環境では、蚊は部屋に入り浸り放題です。アジアでは蚊取り線香がコンビニ等で、簡単に手に入ります(ベープマットはわかりません)蚊対策はした方が良いです。
電子辞書
英語が完璧に話せる人は要らないでしょう。私には必需品でした。 特に音声が出る辞書がおすすめです。日本で習った英語の発音は、現地ではなかなか通じません。日本式よりはネイティブ英語の方がまだ通じます。音声を聞いてネイティブの発音を真似しましょう。
セキュリティーベルト(腹巻タイプ)
これは準備した方が良いです。私はホテルやゲストハウスのセキュリティーボックスを信用していなかったので、この中にパスポート等を入れて肌身離さず身に付けていました。
ただし、パスポートを所持したまま、行動するのにはリスクもあります。治安の悪い所に行く人は、この方法は参考にならないかもしれません。ちなみに私は一度も盗難されたことがありません。
コンパス
非常に使えます。現地の地図と組み合わせて使えば、迷うということはほぼ無いでしょう。方向を知るというのは非常に大切です。同じような町 並みが続く場所では、方向をきちんと確認しないと迷います。バックパックを背負いながら道に迷うのは、体力的にも精神的にも非常に疲れます。
地元の人に道を聞くのも、とても有効的な手段です。しかし、しばしば間違った道を教えられる時があります。私はそれで混乱させられ、迷子になったことがあります。
証明写真
背景が無地のものを数枚用意しておくと良いでしょう(私は使いませんでした)例えば、タイでミャンマーのビザを取得したい場合などに使えます。
万能ナイフ
使いませんでした。これは持っていかなくても良いです。
爪切り、耳かき、ソーイング
非常に良く使います。これは準備した方が良いです。
ガムテープ
使いません。嵩張るだけなので持っていかない方がいいです。どうしても欲しい場合は、現地で調達して下さい。コンビニで売っています。
ビニール袋
ビニール袋は色々と使えます。しかし、日本からあまり多く持っていく必要はありません。アジアならどこの国でも手に入ります。
ビニール袋の中に洗濯物を入れて手洗いをする事が出来ます。また、他と分けたい物をビニール袋に入れて、バックパックに詰めることも出来ます。用途は色々です。
洗剤
日本で準備しなくても、アジアならどの国でも簡単に手に入ります。
日本から持ってきた洗剤は、海外だとほとんど泡立たないという話は本当でした。
筆記用具
あった方が便利です。最低でもボールペンは用意すべきです。なぜなら、入国カードを書く場合に必要です。飛行機に搭乗している間に、入国カードを書いておくと、後が楽ですよ。
ノート
小さいノート(5号サイズ)が使えます。海外では、色々とメモする機会が多いです。日本のノートはとても丈夫です(コクヨー製)ノートを雨で濡らしても、乾かせば前と同じように使えます。しかし、外国製のものは、紙がイマイチらしく、簡単にボロボロになります。
アジアでも売っている国があります。しかし値段があまり変わらないので、日本で用意した方がいいです。
トイレットペーパー
準備する必要はありません。どこででも手に入ります。
MP3プレイヤー
移動が多い人は重宝すると思います。携帯ゲーム機やスマートフォンを用意して、移動中の暇な時間を潰すというのも良いと思います。
電灯
ほとんど使いませんでした。ミャンマー以外の国で停電に遭遇したことはありません。ミャンマーで停電が起きた場合は、自家発電に切り替わるので電灯の出番はありませんでした。
野外キャンプをする場合やトレッキングツアーに参加した場合は使えると思います。
ビタミン剤
準備しておいて損はしません。海外を旅行していると、どうしても栄養が偏りがちになるので、ビタミン剤などで栄養面を補うのは大切だと思います。
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